The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「そっかぁ……。

手掛かりになる情報が少なすぎるけど、いつかまた初恋の彼に会えるといいな。」




「うん……。」




元旦に引いたおみくじに書かれていた事を鵜呑みにしていた訳じゃない。


だけど、夢の中で“じゅんくん”と会えるあの庭があったのは、今私が住んでいるこの町なのだ。




この町に住んでいればいつかどこかで彼に会えるんじゃないかって、少しだけ期待していた自分がいる事も否めなかった。
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