The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
彼らの考えがわからず、私はアヤにサイコロを返した。




「都那も参加するなら、教えてあげるよ。」




少し意地悪そうな笑みを浮かべながら、アヤは私が手渡したサイコロをさっと受け取る。


その不敵な笑みに苛立ち、思わず私は頬を膨らませながら大きな声で反論した。




「それ、ずるい!

先に内容を教えてくれないと、参加するかどうかも決められないじゃない!」




「まぁ、説明は後でいいって。

何を言っても、問答無用でお前は強制参加だから。

なっ、アヤ?」
< 263 / 376 >

この作品をシェア

pagetop