The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
Scene.3
喜茂別町から中山峠を通過して札幌市へ。
斗真の振ったサイコロは“は”の面を上にして止まり、豊は地元の札幌市内にある“発寒(はっさむ)”の駅を目的地に指定した。
発寒駅の傍には大型ショッピングモールがあり、年始間もない土曜日の今日は、新春セールの恩恵に肖ろうと多くの人々が買い物に訪れている。
「昼飯は既製品のパンとコーヒーだったし、夕飯は美味いもん食いたいよなぁ。」
車窓を流れる雪原に目を向けながら、後部座席の斗真がぼやく。
斗真の振ったサイコロは“は”の面を上にして止まり、豊は地元の札幌市内にある“発寒(はっさむ)”の駅を目的地に指定した。
発寒駅の傍には大型ショッピングモールがあり、年始間もない土曜日の今日は、新春セールの恩恵に肖ろうと多くの人々が買い物に訪れている。
「昼飯は既製品のパンとコーヒーだったし、夕飯は美味いもん食いたいよなぁ。」
車窓を流れる雪原に目を向けながら、後部座席の斗真がぼやく。