The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
砂川の菓子店を出て向かった歌志内市の温泉施設でアヤが振ったサイコロは、まるで狙ったかのように“た”の目を上にして休憩室の畳に転がった。


時刻は18時を過ぎた頃。


夕飯時に期待通りの目が出た事により、全会一致で滝川市へ向かう事になった。




目の前には大皿に盛られた野菜とうどん。


他の地域ではまず見掛けない、ギザギザの入ったフライドポテトやスティック状の生餅までも置かれている。


その隣には、甘い匂いのするたれに漬かったマトンとラム肉。
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