The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
互いの表情を伺う3人。


私に遠慮しているのだろうが、その本心はちゃんと顔に書いてある。




「いいよ、今日は天気もいいし。

私は大きい車でも運転できるから。」




こう言っても、男たちは互いの出方を伺ったまま。


誰一人として、私に甘えようとはしてくれないのだ。




何も言わない3人。


少し苛立った私は、たまたま近くを通りかかった店員を勝手に呼び止めた。




「ウーロン茶1つと生3つ!」
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