The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
―――「おう、お疲れ。」




5回ほどコールすると、俊哉はあっさりと私の電話に出てくれた。




「……あっ、お疲れ様!

ねぇ、今どこ?」




すぐに私の電話に出た俊哉の様子を察し、一瞬アヤが複雑そうな表情を見せる。


3人はビールを口にしながら、私と俊哉の電話でのやりとりに注目した。




―――「聞いて驚くなよ?

今は……、宗谷岬だ。」




「えっ、もうそんな所にいるの?」
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