The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
―――「最初が小樽で、次に引いたのが“わ”行だったのよ。
“わ”の付く地名なんてそんなにないし、最初に思いついた鷲別は登別市内だから反対方向。
和寒はあの時すぐに思いつかなくて、通過しながら溜め息出たよ。」
苦笑する俊哉の吐息が受話口から聞こえる。
彼がずっと電話に出られなかったのは、稚内までの長距離を運転していたためだったようだ。
―――「まぁでも、宗谷岬で写真撮れたからな。
なかなかこんな所まで来る事はないし。
ってか、お前らは今何してるんだ?
随分バックが賑やかだけど……。」
“わ”の付く地名なんてそんなにないし、最初に思いついた鷲別は登別市内だから反対方向。
和寒はあの時すぐに思いつかなくて、通過しながら溜め息出たよ。」
苦笑する俊哉の吐息が受話口から聞こえる。
彼がずっと電話に出られなかったのは、稚内までの長距離を運転していたためだったようだ。
―――「まぁでも、宗谷岬で写真撮れたからな。
なかなかこんな所まで来る事はないし。
ってか、お前らは今何してるんだ?
随分バックが賑やかだけど……。」