The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
店内の歓談の声は、受話口を通して俊哉の耳にも入っていたようだ。




「私たちは滝川にいるよ。

他の3人は、ビール飲みながら美味しそうにジンギスカン食べてる。」




私が自分たちの現状を説明すると、俊哉は本気で羨ましがっていた。




―――「マジ!?いいなぁ~。

俺らの晩飯、どこにでもあるコンビニ弁当だぞ?

昼飯は途中の札幌でラーメン食べたけど、次が稚内だったから急いで食べなきゃいけなかったしさぁ。」
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