The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「都那は気が利くねぇ。

でも、思った以上に気が強かったんだな。」




酔いの回った斗真が、店員に撮影を頼んだ私を褒めつつ数分前の一件を茶化す。




「そっ、そんな事……。

ほらぁ、さっさと写真撮っちゃお!」




恥ずかしくなり、私はこの場を誤魔化してやり過ごそうと考えた。




酔いが回り顔を赤くしている斗真。


アヤと豊も頬が少し赤くなっている。




「はい、チーズ!」




両手にピースサイン。


今日これまでに撮ったどの写真よりもいい笑顔をしていた私たち。




もうすぐ1日目が終わる。


次の目的地は、一体どこになるのか……―――
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