The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
このチームのリーダーだからじゃない。
眠らずに起きていようとしてくれているアヤの気遣いは、きっと彼の優しい性格からくるものだ。
本当はアヤだって少しは休みたいはずなのに……。
会話は途切れたまま。
私は飛び出してくるかもしれない野生動物に気を配りながら視界を睨み、慎重にハンドルを操作し国道を走り進めていく。
士別市に差し掛かり、ふと赤信号で停まった時に隣を見ると、アヤは助手席のシートに身を埋めて後部座席の2人と同じように穏やかな寝息を立てていた。
眠らずに起きていようとしてくれているアヤの気遣いは、きっと彼の優しい性格からくるものだ。
本当はアヤだって少しは休みたいはずなのに……。
会話は途切れたまま。
私は飛び出してくるかもしれない野生動物に気を配りながら視界を睨み、慎重にハンドルを操作し国道を走り進めていく。
士別市に差し掛かり、ふと赤信号で停まった時に隣を見ると、アヤは助手席のシートに身を埋めて後部座席の2人と同じように穏やかな寝息を立てていた。