The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
彼は一体どこに向かおうとしているのだろうか。


虚ろいでいく意識の中、私は次の行き先を必死に予想しようと頑張っていた。




―――アヤの行きたかったところ……?




スノーボードを愛する彼の事だから、きっとどこか有名なゲレンデのある地域なのではないか。


そう勝手に予想立ててみる。




しかし私の体力はもう限界で、強い眠気が襲われるまま、私はゆっくりと瞼のシャッターを下ろしていた。
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