The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「おはよう、莉那ちゃん。

お姉ちゃん、送り届けに来たよ!」




「はぁ……。」




莉那はアヤの姿を見て戸惑っている。


私は大きく溜め息を吐き、知らない男性に唐突に声を掛けられて困っている莉那に事情を説明した。




「昨日から、北海道中をドライブしてんの。

ま、ゲームみたいなものなんだけどね……。」




「ふぅん、そうだったの。

……で、そのお兄さんたちは?」




ニヤリと笑みを浮かべる莉那。


男性と一緒に帰省した私を見て、どうやら新たな恋人ができたと思ったのだろう。
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