The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
稚内へ向かう途中のあの一件から、どうしてもアヤの事を過剰に気にしてしまう。




特別な恋愛感情なんてない。


ましてや私は、わずか2ヶ月半前に離婚したばかりだもの。




「……行こうか?」




3人に声を掛け、ゆっくりと車の外に出る。




先導を切って実家のドアを開けた私。


玄関に入ると、リビングからは莉那とお母さんの話し声が聞こえていた。




「たっ……ただいまっ!!」
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