The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
実家に帰ってきただけなのに緊張してしまう。




半年ぶりの実家。


だけどあの頃は、私がまだ“独身”ではなかったから……。




「お帰りなさい。

朝ご飯はこれからかしら?」




出迎えてくれたのは私の母。




私と似た鼻筋。


目元もよく似ているから、誰が見たって一目で親子だとわかる。




「朝早く申し訳ありません。

お邪魔します!」




一番先に靴を脱いだのはアヤ。


私も慌ててその後に続き、初めてこの家を訪れた3人をリビングへと連れていった。
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