The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「ああ……、彼はアヤ……豊川絢斗。

豊川苑のオーナーの息子さん―――」




そう告げた瞬間、母の表情が嬉しそうに綻んだ。




「まぁ!トヨちゃんの息子さん!?

昔は可愛らしかったけど、……立派になったわねぇ。」




母の言葉に反応し、アヤの頬がポッと赤く染まる。




小さい頃のアヤ……。


私は数ヶ月前に彼と会ったばかりだけど、お母さんは子どもの頃のアヤの事を知っているようだ。
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