The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
用を足しながら、私はこの2日間を振り返っていた。




昨日の10時にNi-naを出発し、それからずっと、アヤと一緒にいる。


サイコロを振るペアの関係で、彼は車の中でずっと私の隣にいた。




そして、昨日の夜の出来事。


眠りの中の無意識とは言え、起きていた私は彼の行動に翻弄されっぱなしだった。




―――この相手がアヤじゃなかったらどうだったんだろう?




ふとそう考えた時、同じポジションに誰を当て嵌めるかで迷いが生じた。
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