The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
手を洗いトイレから出ていくと、何やら店内が少し騒がしくなっていた。




店内にお客はまばら。


だけど、入り口付近のレジの辺りだけ、異様なほど混み合っている。




「うわぁ、マジかっこいいんだけどっ!

本物だよ、本物っ!」




「ねぇねぇ、これにサインしてもらってもいいっすかぁ?」




レジ付近のお菓子コーナーへ行ってみると、そこには買い物袋を下げたアヤがいた。


そして彼の周りには、ヤンキーギャル風の若い女の子たちがアヤを取り囲むようにして群がっている。
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