The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「買い物終わった?」




アヤに声を掛け、彼に群がるギャルの間に割って入る。


彼女たちは少し驚いた表情を見せ、自分たちよりも明らかに年上であろう私の姿に注目した。




「ああ……、行くか。」




アヤは助かったという表情を浮かべ、礼儀正しく彼女たちに頭を下げる。


そして溜め息を吐きながら、私の一歩前を行きコンビニを後にした。




背後から、「あの子、彼女かな?」というギャルたちの声が聞こえる。




―――傍から見れば、私とアヤは恋人同士に見えるのかな……?
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