The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
そう私が説明すると、長い髪の毛をくしゃくしゃに掻き回しながらアヤがこう呟いた。




「ああいうタイプの女は苦手なんだよ。

押しが強くて、図々しくて……!!」




そんな話をしていると、ついさっきコンビニの店内でアヤに絡んでいたギャルの集団が、買い物を済ませたらしくぞろぞろと店内から出てくる様子が目に入った。


彼女たちは、まだアヤの事を話題にしている様子。


こんな道東の街で、世界的に名の知れたアスリートと会う事なんて、そうめったにある機会じゃないからだろう。
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