The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
重たいこの空気を打破したもの。


それは、気まずい雰囲気などお構いなしの、女性カフェスタッフが運んできた温かいコーヒー。




「失礼します。

ブレンドコーヒー3つ、お持ち致しました。」




若いカフェスタッフは、アヤたちの前にコーヒーを並べていく。


ふわりと香るコーヒーの香りが、この張りつめた空気を僅かに和ませてくれる。




彼女は忙しそうに、一礼した後、私たちのいるテーブルから足早に去って行った。
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