The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
「あーっ!もしかしてあの俊哉!?」




思わず声が大きくなった。


近くで仕事をしていた職員や客が、私たちの方を振り返りクスクスと笑う。




はっとして軽く頭を下げ、慌てて私は声のトーンを下げた。




「ごめん……、仕事中なのを忘れて大声出しちゃった。」




「ははは……。気にすんなって。

いや~、やっぱり都那か!

こんな名前、他にはいないからさ。

お前、今こっちに住んでるの?」
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