The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
私は窓口の引き出しから名刺を取り出し、そこに自分の携帯電話番号を書き加えた。


まだ新しい名刺ができていないから、名刺に記載された名前は結婚していた頃の“高木”という苗字のままだったけど……。




「ありがとう!

じゃあ、仕事のシフト確認して2、3日中に連絡するわ。」




「うん。楽しみに待ってるね。」





私の名刺を受け取り、俊哉は嬉しそうにそれを見つめた。




「じゃ、また後日な!」
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