The second partner ~夢と英雄と雪解けの記憶~
アヤは女性客が手渡したリフト券のケースに快くサインをし、再び彼女にそれを手渡した。




サインの入ったケースを眺め、今にも泣き出しそうな程感動を露わにしている彼女。


興奮冷めやらぬ表情のまま、彼女はアヤに向かって丁重にお礼を述べる。




「ありがとうございます!

大切にしますね!」




嬉しそうな表情を浮かべたままアヤに深々と頭を下げた女性。


軽い足取りで弾みながら、彼女は仲間たちのいる元いたテーブルに戻って行った。
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