冬恋


「朝美?何やってんの」

義母だった。

「涼華は?帰ってないの?」

「死んだっ・・・て…
今、警察から電話…」

不思議と涙はでなかった。

「あら…いつかはなると思っていたわ」

涙が出なかった。
怒りが沸いた。
許せなかった。

「そんな風にいわないでよ…!」

そう言って、部屋に閉じこもった。
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