冬恋

「大倉夏ですか…?」

あたしは声をかけた。

間違えない。
キレイになったが、面影は残っている…。

1人で街を歩いていたあたしが
偶然見かけた人物…


そう、夏だった。

「はい…。あーちゃん…?」

やっぱり夏だった。

「…うん。キレイになったね。」

夏は昔のように照れながら
「ありがと、」
と言った。

それからあたし達は
時間を埋めていった。


「夏、白蝶の副リーダーになって?」

あたしは聞いてみた。

「白蝶…?」

それから全てを話し、夏は
「はい。」

そう言ってくれた。
< 35 / 56 >

この作品をシェア

pagetop