冬恋
「大倉夏ですか…?」
あたしは声をかけた。
間違えない。
キレイになったが、面影は残っている…。
1人で街を歩いていたあたしが
偶然見かけた人物…
そう、夏だった。
「はい…。あーちゃん…?」
やっぱり夏だった。
「…うん。キレイになったね。」
夏は昔のように照れながら
「ありがと、」
と言った。
それからあたし達は
時間を埋めていった。
「夏、白蝶の副リーダーになって?」
あたしは聞いてみた。
「白蝶…?」
それから全てを話し、夏は
「はい。」
そう言ってくれた。