枝垂れ桜に舞う蝶

「頭の中で思い浮かべるのよ、こんな風にね。狐姿の自分を」


呉羽はそう言うと、虎サイズの狐になった

うわぁ、金色の毛が綺麗………瞳は青か

よし、こうかな?

イメージしてみる
 

「上出来よ!桐葉、鏡よ」


呉羽の一言で大きな鏡が現れる

鏡の中には、金色の瞳をして鏡を見る

これまた虎サイズの狐がいた

呉羽と徹底的な違いは瞳ではなく、毛の色。
銀色だった

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