枝垂れ桜に舞う蝶
『とりゃあっ』
子狐サイズになった私は総司の腕からなんなくすり抜けた
どんなもんよ!上手くいったよね!?
トコトコと布団からある程度の距離を離れてから振り返った
そこにはさっきまで瞑っていた目がまん丸に見開かれていた
『おはよーございます、総司』
「き、桐葉さんっ!?どうしてそんな姿に!?」
実験成功~!!そして、驚いた顔いただきました♪
『実はですね……………』
私は槙に話したことを掻い摘まんで
支障のない程度に説明を加えながら話した
「それで桐葉さんは狐になれると、それが桜狐姫なんですね?」