枝垂れ桜に舞う蝶
槙の言う通りだ
結果が変わらなくても、それまでの行程を変えられれば結果も軽いものに出来るかもしれない
場合によっては諸説あるし
治癒能力はこのためにあるのかもしんない
怪我した事実の上で直すことができたら
その事実が変わらなくてもその後の対処法によって未来は変わると思う
「というか、変えていいのかな……………」
「桐葉?」
「このまま皆が怪我するのは嫌だけど怪我を直すことがいいことなのか、それがきっかけで私達の時代の平和が消えてしまったら」
「桐葉がしたいようにすればいいよ。結果、僕達が消えても未来の平和が消えても」
「責任重大じゃん!」
私はから笑いを槙に返す