枝垂れ桜に舞う蝶




「ん、あれ」


私は目覚めた

私がいるのはあの枝垂れ桜の下で幹に凭れていた

それは槙も同様で、隣で寝てた

ムカッ、そうだ。頬、引っ張っちゃえ

むにょーーん、って良く伸びるなこいつ


「へ?いひゃい、キヒハ」


離してやる。あぁ、赤くなってる


「起きた?」


「え、うん。というか、さっきの光りってなんだったの?」

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