枝垂れ桜に舞う蝶
「土方さーん、お茶持ってきましたよー?」
僕は土方さんの部屋の障子を開け、中に入る
「あぁ?あぁ、そこに置いといてくれ」
言われた通りに机へ置く
「すっごい量だね…………でも、ちょっとは休憩しなよ。土方さん」
土方さんの目前にある紙の束を見てげんなりしながら僕は言った
「あぁ、分かってる。休憩はしてる」
「はいはい、徹夜ばっかしてる人が言わない」
僕は周りを少し整理した
その時、外から総司の叫ぶ声がした
とても焦った声で桐葉を呼んでいる