枝垂れ桜に舞う蝶

ずっとぶつぶつ呟いている

彼女の肩を揺らす

反応してくれない……………っ

焦る僕の耳に彼女の呟きが聞こえてきた


「ごめんなさいっ……………ごめんなさいごめんなさいっ!桐葉がッ!!桐葉がわるいの!

全部っ、全部っ!!!!」


「桐葉さん!?」


何にこんなに怯えて何を謝罪しているのか

彼女の口から零れる続きの言葉に僕は慄然とする


「楪は……………関係無いのッ!!楓かぁ様と椛を殺したのは桐葉だからッ!!」


「え…………………………?」

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