枝垂れ桜に舞う蝶

「桐葉っ!!大丈夫っ!?」 


彼は桐葉の頬に手を添え、上を向かせる

槙さんは虚ろな涙に濡れた瞳の中を探るように目を合わせていた


「ゆ………ず…………………りは……?」


桐葉さんが呟いた




「………………………………………っ」




槙さんの顔が悲痛そうに歪む
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