枝垂れ桜に舞う蝶
ダァンッ!!
僕は拳を壁に叩きつける
そして壁に凭れずり落ちるようにしてへたり込んだ
「どうして……………っ」
自分の中から色々な感情が溢れ出してくる
「いつもいつも、いっつもっ!
僕だって桐葉を守ってるのにっ……………何で、楪じゃないといけないんだよッ!!
今もそばにいるのは僕なのに!!
やっぱりあいつじゃないと駄目なのかよッ!!」
暫くの静寂が訪れる
「すみません、取り乱しました。……………頭冷やしてきます」
僕は吃驚している総司達に言い放ってその場を辞した