枝垂れ桜に舞う蝶
                沖田side



あの穏和な槙さんが荒れていた

自分を責めすぎているようだった


「……………落ち着いたら、槙さんに訊きましょうか……」


「あぁ、そうだな………………」


一君も気が気でないようだ


「土方さんに報告してくる」


「頼みます」


その日は平助君の部屋を借りて睡眠を取った
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