枝垂れ桜に舞う蝶
「あ、はい。昨日の様子がおかしかった時に」
「なら、誰にも言わないで。早めに忘れてくれる?」
総司は少し真剣な顔をして了承を口にした
「土方さんのところに行ってくる」
「あ、もうひとつあるんです。
楪さんという人は桐葉さんとどんな関係の人なんですか?」
うっ……………やっぱり聞かれるか
この時、僕は泣きそうな顔をしていたのかもしれない
「桐葉の………桐葉の特別な人だよ」
それだけを言い残して僕は歩き出した