枝垂れ桜に舞う蝶
懐かしの
「はぁあ、気持ちいい」
入浴中
なんと便利なことか
「桐葉、着替えと猫。あ、このコスプレ衣装洗っとくから」
脱衣場から榛輝が話し掛けてきた
「あぁ、ありがと。お榛様々だね」
「あっそ。ほら、長湯しない。風邪引くよ」
浴室の戸を少し開けてバスタオルを差し出してくる
「戸を開けるなんてエッチだね、お榛」
「中見てないだろーが。……………それに一緒に住んでるんだから今更じゃん」
まぁ、そーなんだけどね
「あぁ、母さんが心配してたよ。後で顔見せて上げたら?……」
「榧―カヤさんが………分かった」
榛輝は脱衣場から着物などを持って出ていく