枝垂れ桜に舞う蝶

朝食を食べ終えて準備を終わらせるため部屋に私はいた


「あの桐葉さん、学校とは?」


「あぁ、寺子屋のようなものです。規模は大きいけれど」


「そうなんですか、でも安全ですか?」


総司の質問に笑い出しそうになった

この時代の日本は安全過ぎるくらい安全だから

まぁ、言い切れないけどね

事故とかあるし


「この時代の日本は平和ボケしているって言われています」


「……………そんな世の中が来るんですね」


「……………………」


そうか、総司達が幕末でがんばっていたのは

平和のため

けど……………総司達が負けたらの世界だ

ここは


「さ!学校行こうか!勿論、総司もですよ」


「え!?僕もですかッ!?」


私はスクールバックと総司も持って部屋を出た
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