枝垂れ桜に舞う蝶

「好きでなってんじゃねぇーよッ!!」


土方が怒鳴る


「アハハ、知ってます。そこに総司がいますから」


「……………あいつも猫か……?」


「はい、白猫の姿ですが」


私は土方を持ち上げる

抗議の声を上げる土方を無視して話続けた


「はいはい私、今から学校……寺子屋に行くんです。急がないと」


「何で俺までッ!!」


「知らないですよ、ここに居られても大変面倒なので連れていきます。

槙ちゃんも一を連れて来るらしいので。

それと私と槙以外の人の前では猫の振りよろしくお願いします」

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