枝垂れ桜に舞う蝶

にっこりと笑って見せる


『……………』


あら、呆れた顔


『……やはり、生まれ変わりなだけあるな』


「呉羽のことですか?」


『あいつもお前も喰えないやつ……………』


それは知らない

私に関係あるか?


「あぁそう。……ほら、こっちへ来て下さい」


私は縁側に座り、狐を側に呼ぶ

素直に従ってくれた


『お前、名は……………?』
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