枝垂れ桜に舞う蝶

あ、


「朧―オボロ」


「何がだ?」


「貴方の名前です。どうでしょうか?」


「…………勝手にすればいい」


気に入ってくれたかな?

嫌な顔はしていない


暫くして

時刻は2時に近づいていた

うとうとしていて

時々、頭が落ちかける

最近、早起きばかりだけあって眠い

幕末というか、新選組には休日は決まってないからね


「桐葉。もう戻れ」


気を使ってくれたのか

朧はお開きというように立ち上がった

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