枝垂れ桜に舞う蝶
「そう………ですね。じゃあ、失礼します」
私も立ち上がろうとした時に朧が前に来た
見上げた途端にキスをされた
唇に
!?
触れるだけのキスだが、一気に目が醒めた
吃驚した顔を見てか不思議そうに朧は言う
「どうしてそんなに驚いている?これは神使としての契約だ」
あ、そういえば呉羽が言ってたような………?
やっぱり、人間とは少しずれてるね
だけど、そう分かった途端にそこまで気にしていない自分もどうかと思う
もう眠気が帰って来た
私はその後、朧に別れを告げてから部屋に戻った