枝垂れ桜に舞う蝶
話しているうちに本殿につく
ばぁ様は入口の戸を開けた
「ほら、見てみ。あの宝珠」
覗き込むと確かに拳程の大きさの宝珠が4つあった
奥に緑の宝珠
右に青い宝珠
左に白い宝珠
手前に赤色の宝珠
「あれが四神?」
「先代が死んでから次代の巫女姫が力に目覚めるまで四神らはこうして封じられる。
どうしてか分かるか?」
ばぁ様は入口に立ったまま私に中へ入るように施す
「それは………巫女姫やないと扱えん代物やからや。
現に私を含め巫女姫以外にはこの中には入れんよ」