枝垂れ桜に舞う蝶
「これは……………?」
「桜狐姫が常に身に付けるものです。私達を離れた場所から喚ぶのに使えるでしょう」
緑の宝珠の青年が答えてくれる
私は分かりましたと言って、それらを身に付けた
「貴方達は右から青龍、朱雀、玄武、白虎で合っていますか?」
右から青、赤、緑、白の宝珠の青年達に訊く
彼らは首肯してくれた
「それ以外の呼び方はありますか?」
「あー、十八代目がくれた名なら」
「ありますね」
「けど、僕らの名は君が決めればいい」
青龍、玄武、朱雀が答える