枝垂れ桜に舞う蝶
タイミングが良い
平助が屯所から出てきた
「うおっ、ああっ!?桐葉か!?」
「そうです!速く通して下さいッ!!」
私は平助に詰め寄る
何故か彼は顔を赤くした
「お、おいっ。その格好っ……………」
「格好なんてどうでもいいです!何か屯所でありませんでしたッ!?」
「確か、庭に変な奴らが……………」
「ありがとうございますッ!!」
私は平助を押し退けた
そのまま走って庭に面した廊下を走る
「蓮華院さんッ!?」
「あの格好はどういう!?」
すれ違う隊士達が驚きの声を出す