枝垂れ桜に舞う蝶
あぁっ、ここでは私、男だっけ!?
だから、平助君も桜狐姫の正装で驚いてたのか
庭に近づくにつれ人が増える
が、勢いよく走る私を見ると道を空けてくれた
やっと庭が見えた
そこには案の定、意味が分かっていないような顔の榛輝と楪がいた
良かっ……………たくないッ!!
佐之さんと新八が刀を抜いて楪達に向けている
やっぱり、やな予感当たった!
(|| ゜Д゜)
「止めて下さーいッ!!!!」
私は声を張り上げた
「「「「桐葉っ?」」」」
4人の声が重なった
「佐之さん、新八。刀仕舞って下さい。その人達、私の知り合いです」