枝垂れ桜に舞う蝶
「手加減する気か?」
土方が冷徹な視線を向けてきた
「違いますよ。こいつ、強すぎるんです。それと久しぶりにやってみたいので」
そして、私はニッコリとした顔を土方に向けながら
有無を言わさぬ態度で言った
「それに……………私が剣術で手加減しないことは貴方がよく知っているでしょう……?」
「………お前には呆れる」
「ハハハ、桐葉言い過ぎ」
槙が横から言ってくる
笑顔だけで返してやった
「じゃあ、道場に行きましょうか」
私が立ち上がると皆も立ち上がりそれぞれ順に出ていった