枝垂れ桜に舞う蝶

「あり得ないことが立て続けに起こってるし、今更何があっても可笑しくないか」


あ、開き直った

すぐに受け入れられる順応性はスゴい

やっぱり、血筋だよ♪

持ち前の図太い性格じゃないはず


「で、そのほぼ1年は新選組隊士として頑張って生活してた」


「……………じゃあ、その羽織りや刀も最初に着てた着物も本物だったんだ」


「あぁ、そうなるね」


それがどうかしたのかな?

お榛、深刻そうな顔してるけど


「じゃあ、桐葉は人を斬った………」


「分かってるなら訊く必要性はないね?」


鋭い視線を榛輝に向けると怯んだように黙った
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