枝垂れ桜に舞う蝶

「………そうしないと、生きていけないんだよ。榛輝、分かって」


「……………分かってる、つもりだ。槙」


槙は哀しそうな顔を見せる


「つもりじゃ駄目。お榛、ここは幕末。動乱の世」


そうこうしているうちに道場についていた


「……………まぁ、まずは一とやってみなよ。あんたは強くても勝てないかもね」


「なんだよ、急に」


「人を殺る覚悟、自分が殺られる覚悟があるとないじゃ難しいかもねっていう忠告。

お榛は特に優しいから」
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