枝垂れ桜に舞う蝶

「……………そのうちねぇ」


私は話を切り上げるように

試合に目を向けた

槙も追求してこなくなる


「……勝者、蓮華院」


暫くすると土方の声が響いた


「おーい、土方。蓮華院は3人いますから分からなくなりますよ」


「……本当に一言余計だな、お前は」


「虎模様のねk……………」


ちぇッ、口塞がれた


「まぁ、いいです。次、楪やりますよ」


私は竹刀を手に取りつつ言った
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