枝垂れ桜に舞う蝶

あの子供の名は桐葉と言うみたいだ

にしても、綺麗な戦い方をする

まるで枝垂れ桜の花びらとともに舞う蝶のよう

時々覗く彼の瞳は人離れしているような金色だった

美しい顔も手伝って1枚の絵のように見える

美しすぎて逆に僕は怖かった

僕が怖いと思うこともあるんだな…………

あの瞳には光りが宿っていないから余計に

そう考えている内に最後の一人も倒れた

< 40 / 501 >

この作品をシェア

pagetop